相模大山

horizontal rule

    

    

登山道

大山への登山道は7本あります。

道の名前 *原田哲夫氏の記事より 距離 私の評価(☆数多い程、評価高い)
@表登山道(男坂、女坂)   3.4km ☆☆ 殆ど登りはこの道を利用
A薬師道(日向薬師から見晴台)   6.5km ☆☆☆ 下山に何回か利用
B不動尻道(日向山)  アプローチは長いが野趣に富む 8.1km ☆☆ 下山に1回
C蓑毛道 道筋は静かな雰囲気 3.5km 裏参道

☆☆

 ヤビツに抜けるイタツミは ☆☆☆

Dヤビツ峠道 一番楽な登り 2.3km  余りにも楽過ぎるので

E北尾根道

  唐沢川から

(西沢ノ頭、ミズヒ沢ノ頭)

下山向き 12km ☆☆☆☆ 宮ヶ瀬迄の移動9時間 
F南尾根道(高取山、弘法山) 下山向き 13km ☆☆

 

*原田哲夫氏は『相模大山』の作者で、4年間で大山百回登山を行いつつそれを纏められたそうです。

私は図書館からこの本を借りて読み、改めて大山の奥深さを感じた次第であり、今まで安易(頂上部分のみ記載)に当ページを作っていた事を反省し、『相模大山』に記載されている興味深い場所を訪れながら当ホームページを再編し ました。

追)略2週間かけて『相模大山』を読みました。 原田氏がこれをたった4年で完成された事に改めて驚愕致しました。又、これを天命として作り上げられたことは羨ましくもあります。殆ど拾い読み程度で理解できてないところが多く、何度か借りてさらに知識を深めたいと思います。(注--インターネットで調べましたが現在は販売されていません)

horizontal rule

豆知識

雨上り

天気が回復した午後 、短時間で登れる大山に出かける 軽装で登る人が多いがこの山は結構大変な山だ。駐車場から歩くと高度差で1000m位ある。この高度差は名高い山に匹敵する。例えば穂高でも1日目を涸沢泊まりとするとせいぜい700m、翌日また同じ位を登れば頂上である。従って 、この山に登った人は脚力に自信を持って頂きたい。

地図

map 大山への登山道と見所の位置が分かります。

大山の流れ

大山は南のヤビツ峠で丹沢山地に連なり北東の唐沢峠で三峰山に繋がっているが略独立峰の態をなしているので高度の割には長い尾根を四方に伸ばしている。侵食の進んだ尾根には川があり、大別してニ系統になる。

一つは大山の西側・東側・北側の水を集めてその麓を巡り相模川に合流するグループで中津川・唐津川・谷太郎川・新玉川等がある。他のグループは東南側と南側の水を集めるもので渋田川・大山川・善波川・大根川・春岳沢等がある。これらは相模平野西部で合流し鈴川や金目川になり、更に南下したあと合流し花水川となり相模湾に入る。

又藤熊川は中津川の水源地域の名前で、川は丹沢山地の中で布川、次いで中津川と名前を変えて、大山の周辺を大きく迂回して相模川に合流する。源流の一つはヤビツ峠のバスターミナルの広場の角から門戸口近道と書かれた道を下った辺りのV字の沢に始まる。         『相模大山』より抜粋

大山情報

 

山頂の霊石と土器類

人々は天から降りたって神が依り代わりとした巨石を崇めて石尊と呼ぶようになった。神話に現れた山頂の霊石は今社殿の基段の下深く納められていてその姿は見る事が出来ない。

又昭和35年の山頂の発掘調査ではご神体岩付近から出土した壷は平安時代末期に作られた経塚の壷である事。山頂の売店前を発掘したところ山伏が土器類を並べ護摩を焚き生木の秘法修行した跡が発見された。大山は遅くとも平安時代末期には修験道の行場になっていた事を示している。

大山の賑わい

大山講は大山信仰の講中である。関東をはじめ各地に多数の大山講が結成された。小さな部落では1つにまとまったが大きな部落では三つ四つになる事もあった。江戸は当時既に百万都市であり多数の講が作られた。

夏山(旧暦 6月27日〜7月17日)と言った例祭期間には各地から大山を目指して講中の人が集まってきた。宝暦の頃大山詣での人は20万人も有ったと記録があり、略一日一万人の大群衆で各交通の要所はごった返す賑わいであった。

交通の要所には石灯篭・道標・鳥居等が設置され参拝者の往来の目印になっていた。今でも昔の大山道の辻には立派な道標を見る事が出来る。

大山の行事

大山寺→大法要 2月28日

阿夫利神社→初詣 1月1,2,3日、筒粥祭 1月7日、節分 2月3日、春季大祭 4月5日〜4月20日、大祓式 6月30日、夏季大祭 7月27日〜8月18日、秋季大祭 8月27日〜8月28日、薪能 10月上旬、新嘗祭 11月23日、除夜祭 12月31日

山頂

飲食・トイレ 大山頂上には自動販売機がありビール、ジュースが購入できる。また小さなお店が開いている事もありそこでカップラーメンも購入できる。トイレもあるが冬場は閉鎖されている。(注 2002年2月はビールが入っていなかった)

交通手段

神奈川中央バス    http://www.kanachu.co.jp/

大山観光鉄道(大山ケーブルカー案内)

Tel.(0463)95−2135 

下車駅 小田急線 伊勢原駅

 

順礼峠へ(白山) 長沢正教氏の『巡礼峠』を読み、その小説に出てくる大山道を歩いてみました。

 

next

最新情報

05年09月30日(金)

10ヶ月ぶりに大山に登りました。秋空の気持ち好い山歩きになりました。紅葉にはまだまだ早く、モミジは未だ青々としています。15時過ぎに下山を始めると上社の方も機動力(モノラック)を使って下り始めました。すると登りでは息も絶え絶えの、私の競争心がメラメラと燃えてきました。機械に負けてなるものか。下社迄競争です。19合目では完全に勝って、草の間から降りてくる人の服装チェックです。神主ではなく登山者の服装でした。再び急ぎ足で下りました。下山者も10人近く抜きました。下社で機械音を聞くとまだまだ上にいました。こんな事で一生懸命になるなんて本当の馬鹿です。

  

04年11月21日(日)

『大山寺紅葉祭り』に出かけてきました。大山寺では不動明王(国宝)の御開帳が行われています。光で

黄金色に輝く不動明王の目を撮りたい衝動に駆られましたが理性で押さえました。是非訪問し、ご覧になって下さい。

12月8日まで行われています。尚、道路が大変混んでいました。小学校に止めてシャトルバス(100円/人)を利用した方が安いようです。

  

04年7月25日(日)

一年ぶりの大山登りになった。弛んだ身体は直ぐに立ち止まる事を望んだ。以前より30分余計に時間を掛けて何とか頂に立った。私の指定席で1時間余り横になり、涼しい山頂のお昼寝を楽しんだ。

  大山寺にはウバユリが咲いていました

 03年8月31日(日)

   3ヶ月ぶりに大山に登りました。いつもより時間に余裕があり、ゆっくり登りました。14合目から16合目はボタン岩や、天狗鼻の穴、それにカゴや道との合流があります。そこからすこし緩い登りから写真左の石がごろごろしている道になります。

昔はこの石を階段として使っていたようです。その名残が18合目の先に少し残っていました。 今は誰も整備しないので邪魔な石としか思わなかったのですがゆっくり登ることで新たな発見がありました。また、17時に下社に下山し誰も居ない境内の静けさを楽しみました。

   

 03年6月1日(日)

  昨夜 見た今日の天気予報は、台風が熱帯低気圧に変わり晴れだった。しかし、雨が上がったのは11時過ぎ、

  遠くにはでかけられないので久しぶりに大山に向かった。

  途中雨に降られたが、山ツツジやミツバツツジ、それにウツギが咲いていた。ミツバツツジはもう終わりだった  

  が、それ以外はこれから山頂付近で楽しめる。

    

  頂上に大山山頂茶屋なるものが出来ていました。その為、自販機はシャッターが下りて使えません。

 

三峰山