うどんぶらり( 五島うどん)

 五島うどんと言ったら、五島列島の一番大きな港町にあるものだと 疑う事もなく福江港に着いた。大瀬崎灯台を見て、「うどんの里」をナビ検索したが出て来ない。パンフレットの住所を確認すると、新上五島の有川港だった。仕方なく、福江港の立ち食いうどんで五島うどんを食べた。あたふたと女の方が

アゴ出汁の五島うどん

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一人で調理している。15分以上待たされて、食べ終わって名物の「鬼鯖寿司」を買いに行ったら直前で売り切れた。 

 本場の五島うどんを食べない訳に行かない。鹿児島の予定がNGになったので、佐世保へ走り、翌日有川港に向けて出港。 

 たかがうどんを食べるだけの為に、九州で2度目の船旅。

船代と、レンタカー代金だけで3枚が財布から飛び出して行った。アゴ出汁だから、羽が生えるのも仕方ないと諦める。

 ところが、有川港に着き、一目散に”うどんの里”に向かうが、「当分の間、月曜日は休ませて頂きます」の張紙があった。

観光案内で「五島うどんと海鮮丼フェア」のパンフレットを頂き、15店のうどん家の案内に安心し、次のうどん店(船着き場)に行くが、カウンター 内に誰もいない。やっているか分からない。次に向うが、どれが店か分からない。地図を見比べて右往左往、結果ここも休み。

結局パンフレットの店は月曜休みが殆んどだった。レンタカーを返し港町を歩き始めた。開いてる店を探したら、一店舗だけ暖簾があった。店内あごの干物が置いてあり、”かけ”を 注文。松乃家食堂のアゴ出汁は、イリコより濃い。好きなうどんである。お店に感謝して帰る。